Math Problem Statement

3つの容器、A、B、Cがあり、容器AとBにはそれぞれx%、y%の食塩水が120gずつ入っており、容器Cは空である。ここで次の操作1を行った。

操作1:容器Aから30g、容器Bから90gの食塩水を取り出して容器Cに入れる。

操作1のあと、容器Cの食塩水の濃度は9%となった。次の問いに答えよ。

問1 xをyの式で表せ。 問2 操作1のあと、容器Cの中身を半分こぼしてしまった。これに対して操作2を行った。

操作2:容器Bに残っていた食塩水すべてと、200gの水を容器Cに入れる。

操作2のあと、容器Cの食塩水の濃度は、容器Aの食塩水の濃度と等しくなった。このとき、xとyの値を求めよ。

Solution

この問題では、3つの容器における食塩水の濃度の関係を使って、数式を立てて解いていきます。まず、問1の解答を求め、次に問2の解答を求めます。

問1 xxyy の式で表せ

まず、操作1について考えます。

  • 容器Aには x%x\% の食塩水が120g入っており、容器Bには y%y\% の食塩水が120g入っています。
  • 操作1では、容器Aから30g、容器Bから90gの食塩水を容器Cに移しました。
  • このとき、容器Cの食塩水の濃度が9%になったことがわかっています。

操作1後の容器Cの濃度について:

  1. 容器Aから取り出された食塩の質量:

    • 容器Aの30gの食塩水に含まれる食塩の量は、 x100×30\frac{x}{100} \times 30 g です。
  2. 容器Bから取り出された食塩の質量:

    • 容器Bの90gの食塩水に含まれる食塩の量は、 y100×90\frac{y}{100} \times 90 g です。
  3. 容器Cの食塩の総質量:

    • 容器Cに入れた合計食塩の量は、 x100×30+y100×90\frac{x}{100} \times 30 + \frac{y}{100} \times 90 g です。
  4. 容器Cの総量:

    • 容器Cには、30g + 90g = 120gの食塩水が入っています。
  5. 濃度9%であることから、容器Cの食塩の質量は 9100×120=10.8\frac{9}{100} \times 120 = 10.8 g です。

式を立てる:

x100×30+y100×90=10.8\frac{x}{100} \times 30 + \frac{y}{100} \times 90 = 10.8 この式を整理すると、 30x100+90y100=10.8\frac{30x}{100} + \frac{90y}{100} = 10.8 両辺に100をかけて、次の式が得られます: 30x+90y=108030x + 90y = 1080 両辺を30で割ると、 x+3y=36(1)x + 3y = 36 \quad \cdots \quad (1) これで、 xxyy の式で表すことができます。 x=363yx = 36 - 3y

問2 xxyy の値を求めよ

次に、操作2について考えます。

  • 操作1のあと、容器Cの中身を半分こぼしたので、容器Cに残っている食塩水の質量は 1202=60\frac{120}{2} = 60 g です。
  • 操作2では、容器Bに残っていた食塩水すべて(容器Bの残量は90g)と200gの水を容器Cに入れました。
  • これにより、容器Cの食塩水の総量は 60+90+200=35060 + 90 + 200 = 350 g となります。
  • 操作2後の容器Cの食塩水の濃度が、容器Aの食塩水の濃度 x%x \% と等しくなると仮定します。

操作2後の容器Cの濃度について:

  1. 容器Cに残った60gの食塩水に含まれる食塩の質量は、操作1後の容器Cの濃度が9%なので、 9100×60=5.4\frac{9}{100} \times 60 = 5.4 g です。

  2. 容器Bに残っていた90gの食塩水に含まれる食塩の質量は、 y100×90\frac{y}{100} \times 90 g です。

  3. 操作2後の容器Cの食塩の総質量は、次の通りです: 5.4+y100×905.4 + \frac{y}{100} \times 90

  4. 操作2後の容器Cの総質量は350gなので、容器Cの濃度は x%x\% と等しくなります。したがって、容器Cの食塩の質量は x100×350\frac{x}{100} \times 350 g です。

式を立てる:

5.4+90y100=x100×3505.4 + \frac{90y}{100} = \frac{x}{100} \times 350 これを整理して次のようになります: 5.4+0.9y=3.5x5.4 + 0.9y = 3.5x ここで、問1で x=363yx = 36 - 3y であったので、これを代入します: 5.4+0.9y=3.5(363y)5.4 + 0.9y = 3.5(36 - 3y) 式を展開すると、 5.4+0.9y=12610.5y5.4 + 0.9y = 126 - 10.5y 両辺を整理すると、 0.9y+10.5y=1265.40.9y + 10.5y = 126 - 5.4 11.4y=120.611.4y = 120.6 y=120.611.4=10.58y = \frac{120.6}{11.4} = 10.58 よって、y=10.58%y = 10.58 \% です。

これを x=363yx = 36 - 3y に代入すると: x=363×10.58=3631.74=4.26x = 36 - 3 \times 10.58 = 36 - 31.74 = 4.26 よって、x=4.26%x = 4.26\% です。


結果:

  • x=4.26%x = 4.26\%
  • y=10.58%y = 10.58\%

質問があればどうぞ!また、この問題に関連した以下の質問にも取り組んでみてください。

  1. 食塩水の濃度を計算する際に、単位の扱いで注意すべき点は?
  2. 濃度の異なる食塩水を混ぜるとき、全体の濃度を求める基本的な方法は?
  3. 操作2で200gの水を加えた理由を説明できますか?
  4. 食塩水の質量保存則に基づく濃度変化の仕組みは?
  5. 他の操作パターンでは、どのような濃度変化が起こるか考察できますか?

Tip: 食塩水の濃度問題では、質量と濃度をしっかり対応させて式を立てることが大事です。

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Concentration Calculation
Systems of Equations

Formulas

Concentration formula: (mass of solute)/(mass of solution) × 100
x + 3y = 36
x = 36 - 3y
5.4 + 0.9y = 3.5x

Theorems

-

Suitable Grade Level

Grades 9-11