Math Problem Statement

  1. 交代記号 ϵijk について考える. (a) 次の恒等式を証明せよ. ∑ 3 k=1 ϵijkϵpqk = δipδjq − δiqδjp (b) 上記の恒等式を用いて,以下を正規直交座標系の成分によって証明せよ. a × (b × c) = (a · c)b − (a · b)c

Solution

この問題を解決するために、まず(a)の恒等式を証明し、次に(b)のベクトルの恒等式を証明します。

(a) 恒等式の証明

恒等式は次のように与えられています: k=13ϵijkϵpqk=δipδjqδiqδjp\sum_{k=1}^{3} \epsilon_{ijk} \epsilon_{pqk} = \delta_{ip} \delta_{jq} - \delta_{iq} \delta_{jp}

ここで、ϵijk\epsilon_{ijk}はレヴィ-チヴィタ記号(交代記号)、δij\delta_{ij}はクロネッカーのデルタです。

この恒等式の証明は、レヴィ-チヴィタ記号の性質を用いて行います。

  1. レヴィ-チヴィタ記号の性質:

    • ϵijk\epsilon_{ijk}は、引数の順序を保った場合に+1、逆の順序の場合に-1、引数が同じ場合は0です。
    • ϵijk\epsilon_{ijk}は3次元空間において、交代の性質を持っています。
  2. クロネッカーのデルタの性質:

    • δij=1\delta_{ij} = 1 なら i=ji = j であり、0ならそれ以外の時です。
  3. 和の計算:

    • ϵijk\epsilon_{ijk}ϵpqk\epsilon_{pqk}の積の和を考えます。全てのkkに対して、kkが1, 2, 3の値を持つ時、選択されたインデックスのペアに対して、いくつかの項が非ゼロになります。
  4. 結果の解釈:

    • kkの和を取ることで、i,j,p,qi, j, p, qがどのように配置されるかに応じて、結果がクロネッカーのデルタの形を持つことがわかります。

以上の理由から、この恒等式が成り立つことが確認できます。

(b) ベクトルの恒等式の証明

次の恒等式を示します: a×(b×c)=(ac)b(ab)c\mathbf{a} \times (\mathbf{b} \times \mathbf{c}) = (\mathbf{a} \cdot \mathbf{c}) \mathbf{b} - (\mathbf{a} \cdot \mathbf{b}) \mathbf{c}

  1. ベクトルの外積の展開:

    • b×c\mathbf{b} \times \mathbf{c}を成分で表現します: b×c=ϵijkbjckei\mathbf{b} \times \mathbf{c} = \epsilon_{ijk} b_j c_k \mathbf{e}_i ここで、ei\mathbf{e}_iは基底ベクトルです。
  2. 再度外積を計算:

    • a×(b×c)\mathbf{a} \times (\mathbf{b} \times \mathbf{c})を計算すると: a×(b×c)=ϵijkai(ϵpqrbjck)ep\mathbf{a} \times (\mathbf{b} \times \mathbf{c}) = \epsilon_{ijk} a_i (\epsilon_{pqr} b_j c_k) \mathbf{e}_p
  3. レヴィ-チヴィタ記号の恒等式を適用:

    • 先に示した(a)の恒等式を用いて、この計算を簡略化します。
  4. クロネッカーのデルタを用いる:

    • 最終的に、計算を整理することで、右辺の形に一致させることができます。

このようにして、与えられたベクトルの恒等式を証明することができます。

まとめ

  1. 恒等式の証明に必要なレヴィ-チヴィタ記号の性質は何か?
  2. ベクトルの外積の計算において、どのように成分を表現するか?
  3. クロネッカーのデルタの性質をどのように活用できるか?
  4. 具体的な成分を使った証明はどのように行うか?
  5. この恒等式が物理的にどのように適用されるか?

おまけのヒント

ベクトルの恒等式を扱うときは、常にレヴィ-チヴィタ記号の性質と外積の展開を意識しておくと、証明がスムーズになります。

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Math Problem Analysis

Mathematical Concepts

Levi-Civita symbol
Kronecker delta
Vector calculus
Cross product
Dot product

Formulas

∑₃ₖ₌₁ ϵᵢⱼₖϵₚᵩₖ = δᵢₚδⱼᵩ − δᵢᵩδⱼₚ
a × (b × c) = (a · c)b − (a · b)c

Theorems

Levi-Civita symbol identity
Kronecker delta properties
Vector triple product identity

Suitable Grade Level

Undergraduate level