Math Problem Statement

青,赤,黒の三種類の玉が10個ずつある。この中から20個の玉を選ぶときに得られる色のパターンが何通りあるか求めよ。

Solution

この問題では、3種類の玉(青、赤、黒)がそれぞれ10個ずつあり、その中から合計で20個の玉を選ぶときの色のパターン数を求めます。

色のパターンとは、青の玉、赤の玉、黒の玉が何個ずつ選ばれるかを意味します。これは、次の条件を満たす非負整数 x1,x2,x3x_1, x_2, x_3 の組み合わせを求めることと等価です。

x1+x2+x3=20x_1 + x_2 + x_3 = 20 ただし、各 xix_i はその色の玉の数を表し、次の条件を満たす必要があります: 0x110,0x210,0x3100 \leq x_1 \leq 10, \quad 0 \leq x_2 \leq 10, \quad 0 \leq x_3 \leq 10

このような条件付きの整数解の個数を求めるためには、包除原理を使用します。

まず、制約なしで考えると、上記の方程式の解の総数は、重複組合せの公式を使って次のように求められます: 総数=(20+3131)=(222)=231\text{総数} = \binom{20 + 3 - 1}{3 - 1} = \binom{22}{2} = 231

次に、いずれかの玉の数が11個以上になる場合を排除します。たとえば、青い玉が11個以上選ばれるとしましょう。この場合、青い玉を11個選んだ時点で、残りの9個を赤と黒で選ぶことになります。この場合の組合せ数は次のように求められます: (9+22)=(112)=55\binom{9 + 2}{2} = \binom{11}{2} = 55 赤または黒の玉についても同様に計算されますので、全体で3つのケースがあり、それぞれ55通りの組み合わせが存在します。これを引きます。

次に、2つの色が11個以上選ばれるケース(青と赤、青と黒、赤と黒)を考えます。たとえば、青と赤が11個以上の場合、青から11個、赤から11個選んだ時点で、残りは-2個しか残らず、これは不可能な組み合わせです。このような場合の組み合わせは存在しません。

従って、これらのすべてのケースを適用して、最終的な解は次のようになります: 最終的な組み合わせ数=2313×55=66\text{最終的な組み合わせ数} = 231 - 3 \times 55 = 66

したがって、20個の玉を選ぶときに得られる色のパターン数は 66通り です。

質問があれば教えてください。また、次のような問題を試してみてはいかがでしょうか。

  1. 5種類の玉がある場合、同じ問題を解くにはどうしますか?
  2. 全部で15個の玉を選ぶ場合のパターン数は?
  3. 10個以上の玉を含む色が必ず存在する場合のパターン数は?
  4. 赤い玉を必ず5個以上選ぶ場合、パターン数はどうなりますか?
  5. 青い玉が4個以下の場合のパターン数は?
  6. 赤と黒の玉を同じ数だけ選ぶ場合のパターン数は?
  7. 3色の玉が均等に選ばれる場合のパターン数は?
  8. 最初に条件なしで計算した結果と比較して、実際に存在するパターン数はどう違いますか?

Tip: 包除原理は、複雑な条件付き組み合わせ問題を解くための強力なツールです。制約を一

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