Math Problem Statement

兄は、自転車を使ってA町から 8km離れたB町まで毎時12kmの速さで行き、そこで休憩したのち、行きと同じ道を、毎時 16kmの速さでA町までもどったところ、A町を出発してから1時間 30分かかった。右のグラフは、兄がA町を出発してかx時間後に、A町からykm のところにいるとして、xとyの関係を表したものである。

(1) 兄がB町で休憩していた時間は何分間か。

(2)弟は、兄がA町を出発すると同時に、兄が通る道と同じ道をB町からA

町へ毎時 4kmの速さで徒歩で向かった。兄が弟に追いつくのは、2人が最初に出会ってから何分後か。ただし、弟は途中で休まないものとする。

Solution

この問題を解くためには、まず(1)と(2)のそれぞれの部分を詳しく考えていきましょう。

(1) 兄がB町で休憩していた時間は何分間か。

まず、兄がA町からB町まで自転車で行き、その後A町に戻ってきた状況を考えます。情報を整理すると次のようになります。

  • A町からB町までの距離は8 km。
  • 行きの速さは毎時12 km。
  • 帰りの速さは毎時16 km。
  • A町を出発してから戻ってくるまでの全体の時間は1時間30分(=90分)。

1. 行きの時間を求める:

行きは毎時12kmの速さで、距離が8kmなので、かかる時間は t行き=812=23時間=40t_{\text{行き}} = \frac{8}{12} = \frac{2}{3} \text{時間} = 40 \text{分}

2. 帰りの時間を求める:

帰りは毎時16kmの速さで、距離が同じく8kmなので、かかる時間は t帰り=816=12時間=30t_{\text{帰り}} = \frac{8}{16} = \frac{1}{2} \text{時間} = 30 \text{分}

3. 休憩時間を求める:

全体で1時間30分(=90分)かかっているので、休憩時間を t休憩t_{\text{休憩}} とすると、次の式が成り立ちます。 t休憩=90(40+30)=9070=20t_{\text{休憩}} = 90 \text{分} - (40 \text{分} + 30 \text{分}) = 90 - 70 = 20 \text{分}

したがって、兄がB町で休憩していた時間は20分間です。


(2) 弟がA町に向かって歩き、兄が弟に追いつくのは何分後か。

1. 弟と兄の出発状況:

  • 兄はA町からB町までの道を戻る途中、毎時16kmの速さで進みます。
  • 弟は兄がA町を出発したと同時に、B町からA町に向かって毎時4kmの速さで歩き始めます。
  • 両者が最初に出会う地点での問題を考えます。

2. 相対速度を考える:

兄と弟は逆方向から出発しており、相対速度は両者の速度の和です。

  • 兄の速さは16 km/h、弟の速さは4 km/h。 したがって、相対速度は 16+4=20km/h16 + 4 = 20 \text{km/h}

3. 出会うまでの時間:

A町とB町の距離は8kmです。相対速度は20 km/hなので、2人が出会うまでの時間は次のように求められます。 t出会い=820=0.4時間=24t_{\text{出会い}} = \frac{8}{20} = 0.4 \text{時間} = 24 \text{分}

したがって、2人が最初に出会うのは24分後です。


追加問題:

  1. 兄が休憩しなかった場合、所要時間は何分かかりますか?
  2. 弟の速さが毎時5kmだった場合、2人が最初に出会うまでの時間はどうなりますか?
  3. 兄の帰りの速さが毎時14kmだった場合、休憩時間はどう変わりますか?
  4. 兄が途中で止まらずに進んだ場合、どの地点で弟に追いつくか計算できますか?
  5. 兄の速さが一定ではなく、行きが10km/h、帰りが18km/hの場合、休憩時間を求めてください。

1つのヒント:

速さと時間の関係は、常に距離に依存します。

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Math Problem Analysis

Mathematical Concepts

Distance, Speed, and Time
Relative Speed

Formulas

t = d / v (Time = Distance / Speed)
Relative speed = Speed1 + Speed2

Theorems

-

Suitable Grade Level

Grades 7-9